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上棟式・建前(じょうとうしき・たてまえ)(むねあげしき)とも言います。

通常、棟上(むねあ)げ、建前(たてまえ)などといい、建築儀礼の一つである。建造物の骨組ができ、棟木(むなぎ)をあげたときで、家屋としての形態をとる最初である。新築の家に災難がないように神に祈念し、大工を主客に祝宴を行う所が多いです。

昔、家を建てる作業は周辺住民が共に助け合いながら、皆で手伝って作業していました。家を建てる際に一番高いところに一番大きな木材を横に設置する棟上げ作業は、現在のようにきちんとした足場もない時代にとっては、非常に危険なことでした。また、この上棟式は今までの家の骨組みを作るという危険な作業がひと段落したことも意味しています。数年前までは、この上棟式にご親戚の方やご近所の方が朝から来て、作業を手伝っていました。近年では、高所の危険な作業となる為、作業のお手伝いはご遠慮させていただいております。

祭壇は、建物の1階のほぼ中心に南に向け設置し、尾頭付きのお魚、御餅、お酒、お塩、お米、お野菜、お菓子などのお供えを配置します。

家を建てるということは、そこで今後何十年、もしかすると何百年、家族や子孫が生活する大事な空間になります。その大事な家族を未来この家と共に健やかに生活できるようにお祓(はら)いしてもらうという意味もあります。まさに、未来をお祈りしお祓いしてもらうと思っていただくとわかりやすいと思います。神事の際に祭壇にて一緒にお祓いしてもらった御幣(ごへい)には、施主名、施工主名、棟梁の氏名が記されており、その御幣は小屋裏の束(屋根を支える短い柱状の部材)に南に向けて家が存在する限り、その場に祭られたままとなります。

神事は、神主さんが祭壇の前で祝詞(のりと)を上げ、家主様はその後方に横一列で参列いたします。その後に玉串奉天(たまぐしほうてん)を施主、施主家族、施工主、棟梁、施工関係者の順に、榊(さかき)を左回りで回し葉の方を自分側に向けて祭壇に置き二礼二拍手一礼をします。所要時間は40分程度です。

神事がお開きになった後で、施主の代表の方にご挨拶をいただきます。司会から指示がありましたら、一言いただきます。その内容の一般的な例といたしましては「家族の夢のマイホームで完成を楽しみにしております」「今まで暑い日が続き、大変お疲れとは思いますが、今後もお怪我の無いよう、安全第一で作業をしていただきますようにお願いします」など簡単なお言葉を頂戴いただければ幸いです。上棟式時には、参列者へおりの配布や大工への御心付、その後の祝宴(最近は別会場にて行う場合が多いです)などをご用意いただく場合が多いですが、施主様のお気持ちなので決まりという訳ではありませんのでご了承下さい。

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